アスファルトで造られた道が広がる都会で生活されている方の中には、砂利はただの石と感じられている方も多いと感じるのですが、実は砂利は昔の時代から利用され続けてきた歴史のある石なのです。砂利は昔ながらの広い家のお庭によく敷かれているのですが、2つの意味があります。まず1つは雑草の成長を止める役目を持っています。雑草は放置しておくと、成長速度の速い夏場だとすぐに生えてきてしまい、見苦しい庭となってしまいます。砂利を敷いておくと、雑草の成長を防ぎ、見栄えの良い庭を維持する事が出来るのです。コンクリート造ではない駐車場でも、雑草の成長を止める為に砂利を敷いている方も居られます。もう1つの理由が、防犯対策です。まだ防犯カメラ等の防犯グッズが存在しない江戸時代では、庭に砂利を敷いておけば踏んだ時に音が鳴るので、その音を防犯対策として利用していました。現在でも防犯目的で砂利が広く利用されており、防犯砂利という通常の砂利よりもさらに大きい音を鳴らす事の出来る砂利もあります。砂利はただの石では無く、私達の生活を陰ながら支え続けてくれているのです。また、自宅の玄関に砂利を敷いておくと、日本らしい風情のある玄関を作る事が出来るので、お洒落目的での砂利の利用も人気があるのでお勧めです。