庭の雑草対策、防犯対策などで使用される砂利はホームセンターなどで簡単に購入できます。販売されてい砂利の種類も多種多様です。和モダンの庭を造りたい、など手のかかる砂利敷きは自分の手には負えないが、単純に雑草対策くらいなら自分で敷けるのではないか?とお考えの方も多いようです。確かにインターネットで検索すれば、砂利敷きの方法はたくさんヒットします。しかし、自分で砂利を敷くのはなかなか大変なのです。 例えば雑草対策として考えた場合、土の上に砂利を敷くだけではいけません。地面に直に砂利を敷くと、徐々に砂利は地面に沈み、砂利の間から雑草が生えてきてしまいます。一手間かけて、砂利の下に防草シートを敷くという方法があります。市販の防草シートの中には安価で薄いタイプのもの出回っており、せっかく敷いても数年でボロボロになってしまうというケースもあります。また防草シートの種類によっては環境に有害な成分を含むものもあり、処分の際に産業廃棄物になるものもあるため、各自治体への確認が必要となることもあります。 さて、肝心の砂利を敷く作業ですが、一番困難な点は砂利の重さです。砂利の種類にもよりますが、雑草防止のためには砂利の厚みが5~8cmほど必要です。1㎡敷き詰めるのにおおよそで60~80キロほどの砂利が必要になってきます。庭の広さによっては1トン以上の重さの砂利を用意しなければなりません。特に女性など力のない方にとっては、厚みを保った状態で庭に砂利を敷き詰めるのは大変な作業です。砂利はただ敷けばよいというものではありません。目的にあった砂利を敷くためには、砂利の種類の選定、適切な敷き方など知識と技術が必要なのです。