砂利と言いますと、全て自然の石と思われるかもしれません。しかし中には、自然の石意外を使用した砂利もあるのです。レンガやコンクリートなどを粉砕した砂利もありますが、中にはガラスを利用した砂利もあります。
ガラスの砂利は、ガラス瓶などのガラス材と発泡剤を混ぜ、焼結した砂利です。ガラス砂利は細かい気泡が大量に含まれていますので、通常の砂利と比べて軽量で、さらに熱や薬品にも強いという特徴があります。さらに表面がザラザラしていますので、踏むことで擦れ合い、通常の砂利では発生しないような大きな音を経てます。その特徴から、防犯砂利としても広く利用されています。
軽くて大きな音を立てるガラスの砂利は非常に便利ですが、欠点もあります。
まず、長所でもある軽さが短所になる事があります。軽量のため、強風や水が溜まりやすい場所に敷いていますと、流されて砂利の層が薄くなってしまう恐れがあります。また、石の砂利と比べて脆いため、駐車場のように負荷の大きい場所に敷きますと、砂利が砕けて粉々になってしまう事があります。
砂利は一見してどれも似たように見えるかもしれませんが、その大きさや形状、さらには材質によって大きく特徴が異なります。砂利を施工する際には、デザインだけでなく機能性の違いについても着目してみるのがよろしいでしょう。