お庭、駐車場などで見かけることの多い砂利ですが、砂利には様々な種類があるということをご存じですか? 大きさ、硬さ、形などの違いがあり、用途によって使い分けることができるのです。
「お庭をアレンジしたい…けど、どんな砂利を使えばいいのかわからない」
とお困りの方もいるのではないでしょうか。
思い描いた雰囲気のお庭に作り上げることができたら、毎日お庭に出ること、見ることが楽しくなるかもしれません。
また、お庭は、家の外からも見えるものなので、ご近所さんの目をひくようなものにしたい。という方もいらっしゃるかのではないでしょうか。
そのような方々は、この記事を一読するとお庭のアレンジをするときに役立つかもしれません。
それでは、「砂利」の種類や特徴について詳しく説明していきます。
用途別に適切な砂利の大きさがある?
「砂利」には様々な種類があり、用途によって使い分けることができます。
家周りや庭などに使われている砂利は0cm~2cmくらいと小さめのサイズ。
駐車場や作業などに使われている砂利は2cm~4cmくらいと中くらいのサイズ。
構造物などの基礎材に使われている砂利は4cm~の大きめのサイズ。
ただし、砂利のサイズ表記については日本の伝統の寸法規格で7厘(2 mm~3mm)、3分(7mm~9mm)、5分(12mm~17mm)となっています。購入時に間違えないように注意しましょう。
0cm~2cmくらいの砂利が一番身近で、なじみのあるものかと思います。
お庭の砂利はどの種類を選べばいい?そんなときは目的別に選びましょう!
お庭をアレンジする際に砂利を使う方も多いです。砂利を使うことによって、お庭の雰囲気を変えることができます。
せっかくアレンジするのですから、自分の好み、居心地のいい雰囲気にしたいところです。
お庭に出るたびに、気分が上がるようなお庭を一緒に作りあげましょう。
お庭をアレンジする際に、どのような形、大きさがあるかわからず困ってしまい、諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は、まず砂利の種類について知っておきましょう。
種類を抑えることによって、お庭づくりの一歩を踏み出せます。
メジャーなのは「玉砂利」
まず、お庭をアレンジする際、一番使われることの多い代表的な砂利が玉砂利です。丸みがあり、歩くとジャリジャリと音が鳴ることが特徴です。
音が鳴るので、ご自宅の入り口などに敷いておくと防犯対策にもなります。丸みがあるので、見た目もかわいらしく、ケガもしにくい砂利です。
そんなお庭に使われることの多い玉砂利の中にも種類があり、その中でも定番なのが「白玉砂利」と「赤玉砂利」です。
白玉砂利は、名前の通り色は白く玉砂利の中でも一番人気の砂利です。白色なので周りの景色になじみやすいので使いやすく、上品で、高級感があります。
目をひくような雰囲気をつくることができます。
赤玉砂利は、主に赤色に近い色です。赤色だけどちょっと薄めだったり、茶色っぽかったりと赤色に近い色味です。雨などで濡れるとワイン色になったり、乾くとピンクっぽい色になったりと、色の変化もお楽しみいただけます。
お子様がいるご家庭だとお子様にも楽しんでいただけるような砂利です。見た目が鮮やかなので、かわいらしい明るい雰囲気をつくることができます。
和風なお庭を作りたいときは
和風なお庭を作りたいときには、白玉砂利や黒玉砂利を使うことがオススメです。
白玉砂利は、静寂で上品な雰囲気をつくることができます。そのため旅館などにも使われていることも多いです。
また、黒玉砂利も人気があります。石の中でも高価な部類で、高級感があります。濡れると黒曜石のような艶がでて雰囲気が変化するのも特徴です。
洋風のおしゃれなお庭にしたいときは
洋風なお庭を作りたいときは、「白玉砂利」「赤玉砂利」どちらでも、使い方、配置の仕方によって洋風な雰囲気が作ることができます。特に「赤玉砂利」は、レンガなどと色合い、も合うのでオススメです。
「赤玉砂利」を敷くことによって、お庭の雰囲気が明るくなります。
個性的な雰囲気を演出したいときは
個性的な雰囲気を作りたい場合は、「五色玉砂利」や「金華砂利」を使うといいでしょう。
「五色玉砂利」は、茜・若菜・柑子・納戸・白の5色があり、色とりどりなので、お庭がポップで明るい雰囲気になります。
「金華砂利」は、茶系の色とダークグレーの色合いで、落ち着いた雰囲気になります。
また、「赤玉砂利」同様で雨などで濡れると、色が変わるので色の変化もお楽しみいただけます。
雑草防止をしたいときは「砂利+防草シート」
お庭は土のままだと雑草が生え、処理が大変です。
砂利を置くことによって、雑草防止もできるということをご存じですか?砂利には、お庭をオシャレにする効果と雑草を抑える効果があるのです。
そのため、雑草が目立たなくなるなどと、雑草処理をする頻度を減らしてくれます。
それぞれ雑草に効果はありますが、よりしっかりとした対策をしたいのであれば、砂利と防草シートを使うことがおすすめです。
駐車場には「砕石」や「砂」を使用しましょう
メジャーなのは「砕石」
駐車場には、砕石を使うことがいいでしょう。砕石とは、前の通り大きな石をクラッシャーなどで砕いて小さくしたものです。
「砕石って砂利となにが違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
砕石は先端が尖っているものが多いため、踏むと地盤に固まりやすいです。一方、砂利は、丸めのものが多いので、地盤に固まりにくいです。
そのため、駐車場には砕石を使うことがオススメです。
「固まる砂」が便利です
「固まる砂」をご存じですか?名前だけ見ると、「砂が固まるってどういうこと?」と不思議に感じるかもしれません。
固まる砂は、施工前は普通の砂のような見た目ですが、水をかけると硬化して強度があがります。土のような風合いにもかかわらず、アスファルトのような強固さもあるため、近年人気が増えてきています。
駐車場に利用する際、表面が滑らかなのでタイヤへの負担も抑えてくれます。
また、水はけがあるので、苔も生えにくくなります。
- 固まる砂には以下のような特徴があります。
- ・駐車場にも使える
- ・表面が滑らか
- ・浸透性がある
固まる砂はやや施工費用が高いです。そのため、広範囲に敷く必要のないご家庭の駐車場などに向いています。 所有の駐車場の掃除などでお困りの方は、ぜひ使ってみてください。
まとめ
少しでも砂利について知っていただけたでしょうか。
砂利は特徴を知ることによって、様々な使い方ができます。 「自分では判断できない」「迷ってしまって決断できない」…このような状態でお困りであれば、プロに相談するのもひとつの手段です。
知識を得て、素敵なお庭を作っていきましょう。